昔話

(ココ以外でも何度も書いた話の気がしますがもういっぺん書く)
1970年代末期の週刊少年チャンピオンほど面白い雑誌には巡りあったことがない。連載漫画十余編のうち、つまらない作品が一切見あたらなかった奇跡。「ブラックジャック」「ドカベン」「がきデカ」「マカロニほうれん荘」「月とスッポン」「ふたりと五人」「らんぽう」「エコエコアザラク」「魔太郎がくる!」「ゆうひが丘の総理大臣」「青い空を白い雲がかけてった」etc.…
そんな我が愛読誌・チャンピオンである日「スーパー巨人」という作品が連載されまして。「スーパー巨人」つーのは超スーパーコンピュータの名前で、ソレと戦う少年が主人公の近未来アクション物語なのですが。原作があの「女犯坊」(!)の滝沢解センセだったりして。(絵は「がっぷ力丸」の森村たつお氏)
ンでとあるエピソードで、スーパー巨人の嫌がらせで少年の両親に無数のゴキブリがとりついてしまい、帰宅した少年が人型で動いて近づいて来るゴキブリ(中身は両親)から気持ち悪がって逃げようとするハナシがあったのですよ…ページ見開きで蠢くゴキブリの絵にまだ小学生だったオレは卒倒、あんなに面白かったチャンピオン誌は即刻廃棄。
(↑…という話を知り合いに話しても信じてもらえん…(泣))
コレの恐怖のトラウマでしばらくチャンピオンが読めなかった…以降80年代はジャンプばかり読んでたのだけれど、もしかして80年代以降チャンピオン誌が凋落したのはソレが原因だったのだろーか?ンなこたぁないか。
※あとその後意を決してチャンピオンを再読する気になったのは「あんどろトリオ」が載ってたから、つーのはナイショだ
※ゆえに小山田いくの全盛期を知らん…とり・みき先生のデビュー辺りまでは読んでました、とり先生が「こんな絵の人でも週刊連載できるのか」と自身を持つキッカケになった織みゆき氏も結構オモシロかったですよふられ竜の介。