漫画(記憶の限界に迫る懐かし話)

『呪われた夜』(鴨川つばめ月刊少年チャンピオン、'77年頃?
新選組池田屋事件前後を描いたギャグ読切。当時ガキだったワタシでも新選組のイメージはTVドラマ等で漠然と出来上がっていたため、「局長近藤勇はオカマだった」というストーリーにブッ飛ぶ。しかも同じオカマさん達による親衛隊がいてバイクで暴走族の如く隊旗を振り回して練り歩く始末。「いちゃみ(勇)ガンバッてー!」「いちゃみー!イチャミー!キャー素敵ー!」
これがウケたので「マカロニほうれん荘」の連載が決まったと文庫版マカロニ解説で鴨川先生語られていました。編集の要請?でメインキャラ3人も「呪われた夜」の新選組メンバーのイメージを踏襲。「近藤=きんどー→金、土だから日曜(日陽)」「土方=ひじ←→ひざかた歳三」「沖田総司=沖田そーじ」と名前もアレンジ。故にマカロニ初期のきんどーさんは近藤局長を思わせるハカマ姿でゴツい体格でした。(ギャグがアップテンポになるに従い次第に頭身がちっちゃく可愛くなりましたが)
多少時期はズレてますがジャンプの「すすめ!!パイレーツ」(江口寿史)でも稲刈真青ガラミで新選組パロがあったり。他みなもと太郎センセの「新鮮組」とか赤塚センセの「珍犬組」とか…新選組って元がマジメだからかギャグにしやすいのかなぁ。(一方キンノー側は「金八先生」内で武田鉄矢が龍馬カブレを顕示するまであまりナジミ無かったですわ)