映画+落語

ネズの番(笑)

おすぎ(偽)です。素で書くよりも楽なので今日はずっとオカマ口調で書くわよ。
アタシが今日ご紹介する映画は、津川雅彦さんがマキノ性を名乗っての第1回監督作「寝ずの番」(原作:中島らも)です。
なんでアタシがこの映画に注目したかというと、序盤の見せ場として病に臥せた上方落語の大師匠(長門裕之さん)が「そ…が見たい」と言ったのを(本当は「そとが見たい」)まわりが「そそ」と勘違いして、息子(中井貴一さん)の嫁(木村佳乃さん)がパンツを脱いで股を開き京都弁で言うところの「お○そ」を見せる…というシーン、恥ずかしさのあまり捲ったスカートで顔を覆う木村佳乃さんの姿にグッと来てしまったんです。
え?あいかわらず変態性癖ね〜ですって?ほっといてチョーダイ!
ちなみに本物のおすぎさんは、TVでこのシーンの解説する際にミョーに舞い上がって「京都ではアソコの名称っておそ…だけど東京ではお…四文字よね、大阪ではお…三文字で福岡じゃほに点々…キャー!」とか異常なテンションだったわ(実話)。まぁいいけど。
で中盤の見せ場、亡くなった師匠を弟子連中が担いでカンカンノウを踊るシーンがあるんです。上方落語に詳しい人なら「らくだ」のオマージュだと判ると思うんだけど。らもさんも好きな噺だったぽいわねぇ…(泣)
え?「らくだ」知らない?六代目の十八番よッ!おバカ!なに?六代目ってダレ?六代目といったら先代の笑福亭松鶴師匠に決まってるじゃない、キーッ!!!
アタシは六代目松鶴師匠のネタといえば「相撲場風景」の印象が強いんだけど。「らくだ」は大ネタだからTVじゃなかなか見られなかったわねぇ〜。
けど聞いて、こないだTVで文珍師匠「ちょっとさらっときますわ」てな感じで端折って演ってたのよぉ「らくだ」。そりゃ文枝一門ではそれほど神経使わなくてもいいネタとはいえ、あんなに軽く高座にあげられちゃそりゃざこば師匠でなくてもカチンと来るわよねぇ、っていけない、関西ローカルで且つマニアックな話になっちゃったわ。
あらちょっと予定文章量よりオーバーしちゃってるじゃない、アタシはもっと笑福亭一門では結構タブーな六代目の息子・枝鶴さんの話とか、鶴瓶ちゃんが兄弟子の福笑さんに師匠の墓前でタカられた話とかしたかったんだケド、ってなんでそんなナマナマしい話ばっかり思い浮かぶのかしらアタシ、やな性格ねぇ〜!
え、なんでおすぎさん(本物)の話から落語の話に変わってるのかって?
いーじゃない、どっちもゲイ(芸)の話なんだから
♪チャカチャカリンチャンリン♪